物流現場でよくあるお悩み
その1)在庫が合わない
弊社は物流コンサルティングも手かげているため、時々自社倉庫で発送業務をこなされている会社様を訪問させて頂く機会がございます。その際に改善要望として必ずといっていいほど耳にするのが「在庫が合わない」という声です。ではなぜ在庫差異が発生してしまうのでしょうか?その理由は、二重作業による入力ミスやピッキング間違い、返品やキャンセル処理による棚戻しミスなどが挙げられます。その他にも管理ルールが曖昧なことも原因の1つかもしれません。
また、在庫が合わないと色々なリスクに直面します。在庫は資産のため、在庫が多すぎると手元に残せるキャッシュがその分少なくなり、企業のキャッシュフローが悪くなってしまいます。逆に在庫が少ないと顧客に発送する商品が足りないという機会損失の事態に陥ります。そうなると売上低下はもちろん、顧客満足度の低下にもつながるので早急な改善策が求められます。
その2)誤出荷が多い
こちらもよく頂く声の1つです。原因としては目的の商品とは違う商品を間違えてピッキングしてしまうことが考えられます。EC・通販サイトの場合、間違った商品を顧客に送ってしまうとクレームが発生する原因になります。今となってはレビューシステムを導入しているECモールが主流のため、顧客からマイナスな評価をつけられてしまうと今後の売上に大きく影響する可能性がございます。また他の誤出荷事例として、送り状の貼り間違いによる配送ミスがあります。Aという顧客に対してBの顧客の商品を送ってしまった場合は、納品書が同梱されていることから個人情報の流出にもつながりかねません。そのように誤出荷は顧客に迷惑をかけるだけではなく、顧客からの信頼を一瞬にして失ってしまう恐れがあります。
その3)商品が見つからない
商品数が多い場合は該当する商品を見つけるのにもひと苦労です。今までコンサルティング案件で訪問した会社様の中にも「その商品はそっち」「この商品はこっち」等、熟練のスタッフの方が倉庫の番人のように把握して指示されているケースがありましたが、やはり限界がございます。また、その方が体調不良で休まれたり、急に退職された場合は発送業務が追いつかなくなってしまうリスクがございます。すぐに商品を見つけることができなければ、ピッキング作業に多くの無駄な時間を費やすことになり、結果的に生産性が著しく低下してします。
その4)発送業務で残業の毎日
発送業務の効率が悪いと時間がかかってしまいます。とはいえ運送会社の集荷の時間には間に合わせる必要があるため、スタッフ総動員で取り組む事態に陥ります。それでも間に合わない場合は最悪、直接運送会社の営業センターへ持ち込み対応することもあるかと思います。そうなると販促のための時間が後回しになり、結果的に残業するしかなくなってしまいます。EC・通販はサイト更新が非常に重要です。サイト更新に時間を費やすことができなくなってしまうと、商品の在庫補充ができなくなり、売上低下に結びついてしまう恐れがあります。
その5)スタッフが足りない
今までコンサルティング案件で訪問した会社様で受注増とスタッフ不足が原因で発送業務が追いついていないケースがありました。通常注文の場合でも、注文から出荷まで7日間ほど時間を要しているようで、近年のEC業界のリードタイムの速さから考えると他社とかなりの差をつけられている現状でした。近年では日本の人口も減少の一途を辿ると言われています。ただそれとは反比例するかのようにEC市場は拡大を続けております。今となっては人材不足はどの業種にも重大な問題です。いくら売上が右肩上がりでもその売上に応じた梱包スタッフがいなければ、商品を顧客にお届けすることはできません。
A.システム導入による解決をオススメ致します。
これらの問題を解決するのには在庫管理システムビーロジの導入をオススメいたします。ビーロジはEC・通販に特化システムのため物流の知識がなくても使いやすく、スマートフォンによるハンディーターミナルを導入していることから、普段触り慣れた端末のため、抵抗なくお使い頂けます。システムを導入することで、入荷・保管・出荷・棚卸・品質管理等の各重要なセクションでミスを限りなくゼロに近づけることができるのはもちろん、ありとあらゆる無駄が省けることから、生産性が格段に向上致します。少しでも導入を検討されている場合はお気軽にお問い合わせ下さいませ。